PSVRレビューブログ PS VR Navi

PS VR Navi
2016/10/13
psvr003

PSVRシネマティックモードを使ってみた感想、解像度はどう?

PS VRシネマティックモードとは?

PS VRシネマティックモードは、仮想空間内のスクリーンです。
2.5メートル離れた距離にスクリーンが現れ、画面サイズは小(117インチ相当、視野角54度)、中(163インチ相当、視野角71.5度)、大(226インチ相当、視野角90度)の3段階から選択できます。

226インチ相当で映像が楽しめるとなると、色々と捗りそうで発売前からかなり話題になっていた機能です。

PS VRシネマティックモードを使ってみた第一印象

正直な第一印象は「こんなもんか~」でした。

ちなみに、通常見えている画面は中サイズ(163インチ相当)に設定されています。
そのため、大サイズ(226インチ相当)にしてもそこまで「でかい!!」と言う感動は得られなかったです。
反対に、中サイズ(163インチ相当)と小サイズ(117インチ相当)の違いもそこまで大きく感じなかったです。
 
スクリーンショットを撮っても表示されている画面しか映らないので口で説明するのは難しいのですが、正面を見た際に四隅は切れます。
ただ、上下左右のラインは見えているのでそこまで目の前が画面でいっぱいになると言う感覚は無かったです。
かと言って、目の前を画面いっぱいにしてしまうと中心しか見えなくなるので、難しいところですね。

ただ、「目の前にスクリーンがある」感はかなりあります。
映画のスクリーンがペラッと空中に浮いているのが違和感なく体験できるので、VR空間で映画を見ている、と言う感覚は楽しめると思います。

個人的には「仮想現実感=○、スクリーンの迫力・感動=×」と言う評価です。

PS VRシネマティックモードの解像度

PS VR自体の公式スペックは、両目で解像度1920 x 1080の3D映像を楽しめ、2Dコンテンツは最大960 x 1080の解像度で楽しめるとなっています。
シネマティックモードの解像度は一概には言えず、当然表示する元映像の解像度と表示する画面サイズ(大、中、小)によります。

ただ、シネマティックモードに限らずPS VRの画像は正直言ってそこまで綺麗ではないです。
どのくらい、と説明するのは難しいのですが、同じものを見てもテレビ画面よりは汚く、荒い表示になります。
見る映像によってはドットやザラつきが目立ちます。

ただ、見るに堪えない、と言うほど汚くはありません。
youtubeで高画質のPVなどを見てみましたが、そこまで劣化することなくそこそこ綺麗ではありました。
あくまで、テレビ画面やPCの画面と同じレベルではないという前提で、見れない程ではないという意味で、そこそこ綺麗でした。

元の映像をそのまま引き延ばしているだけなので、もちろん大サイズにすればそれだけ画質は汚くなります。

PS VRシネマティックモードの問題点

これは大きなスクリーンの映画館でもそうなのですが、四隅が切れているくらいの見え方と言うのは、実際に見てみると結構ストレスがたまります
確かに視界には入っているのですが、ボーッと中心を見ていると周りの部分は自然には目に入ってこないので、目を動かしてみることになります。
そのあとに中サイズに戻しましたが、やはり画面全体が見えて、一目で全体が視界に入る方がストレスなく見れますし、中サイズでも充分大きなスクリーンサイズなので個人的には中サイズが一番好きです。

2.5メートル先と言う距離感も、大サイズにするには少し近すぎるかなと思います。
ここも自分で調整できると本当はいいんですけどね。大サイズの場合はもう少し距離がある方が、大画面と見やすさを両立できるのではないかと思います。

シネマティックモードの設定方法はこちらをどうぞ
PS VRシネマティックモードのやり方・設定方法